ミュージカルのオーディションでは、歌のオーディションがあります。
課題曲を指定されることがありますが、任意の自由曲を歌うこともあります。
どんな曲を歌えばいいか迷いますよね。
この記事では、ミュージカルのオーディションにおける自由曲の選び方をお伝えしていきたいと思います。
自由曲を選ぶポイントはこの3つです。
★自分が歌いやすい曲
★自分の声質に合っている曲
★曲に自分自身が共感を持てる曲
★他人からみて曲に合っていると思われる役柄の曲
それでは詳しく説明していきます。
自分が歌いやすい曲
オーディションの歌の曲選びにおいて、何より大切なのは「音程を外さず歌えていること」です。
オーディションで受かりやすい曲というものは、ありません。
受かりやすい曲があったとしても、それは人によって違います。
ですので、誰かがこの曲を歌って合格していたからといって曲を選ぶのだけはやめましょう。
自分が音程を外さない自分にとって歌いやすい曲、
自分が音程を外さないほど歌いこんでいる曲、
緊張しても音程を外すことがない音域である曲、
を目安に選んでみてください。
自分にとって声のチェンジの音域が頻繁に出てきたり、出るときと出ない時がある音域(高音や低音)があるものは避けた方がいいですね。
オーディションで審査員の前で歌ったり、人の歌を聞いてあがってしまったりすることがあります。
また、オーディション当日に体調が万全でなかったりすることもあったりします。
そんな状態でも自分が音程を外さない曲を選ぶのがベストです。
自分自身が共感を持てる曲
2つめのポイントは、「自分自身が共感を持てる曲」です。
曲が持つ意味、歌詞が持つ意味に深く共感できるものを選びます。
「歌は心」とも言われています。心がない歌は、人を感動させることはできません。
そして役柄がある曲であれば、その役柄の性格に自分の性格が似ている、共感できる、共通することがあるという曲を選んでいきます。
曲、歌詞の持つ意味と役柄の共感の中にまるで自分が溶け込むように歌えるような曲は、実力以上のものを発揮させてくれます。
自分の声質に合っている曲
3つ目のポイントは、「自分の声質にあっている曲」です。
自分が歌いやすく、共感できる曲であっても自分の声質に合っていなければなりません。
自分の声質に合っていなくても自分が好きな曲なら歌いやすいとは思いますが、
声質に合っていない場合、他人から聞くと少し違和感があります。
オーディションの審査をする人は、いわゆるミュージカルのプロです。
その違和感は、ミュージカルのプロにとっては合格を出せるのもではなくなる可能性が高いです。
理由は、声質に合っていなくても歌えてしまう曲というのは、大抵その曲を歌っている自分の好きな歌手の歌い声の真似をしている場合が多いからです。
歌い方の真似でも、体の使い方や声の出し方を真似るのは参考になり勉強にもなるのでいいのですが、
歌い声の真似は、自分自身の声にも良くないですし、オーディションでは「真似している」のがすぐに分かってしまいます。
オーディションは自分自身の魅力を十分に発揮するところですから、人の真似を披露するのは極力さけた方がいいですよ。
他人からみて曲に合っていると思われる役柄の曲
4つめのポイントは、「 他人からみて曲に合っていると思われる役柄の曲 」です。
自分が挑戦するオーディションにおいて、役があるものを受ける場合、これは最も重要です。
自分が役に合っていると思うのではなく「あなた、この曲の役に合っているわね」と思われるようなものだと、
舞台で立っている姿が想像されやすいからです。
第三者からみて、その役の雰囲気を持っていると思われるようにするには、少し工夫が必要です。
もともと、その役の雰囲気を持っているのが最強ではありますが、現実にはなかなかそうはいきませんよね。
ですので、普段からヘアメイクや着る服の色などをその役に寄せていくといいですよ。
もちろん、演技力でその役の雰囲気を醸し出すことができればいいのですが、オーディションという限られた短い時間では十分に発揮するのは意外と難しいです。
まとめ
この4つのポイントがすべてそろったものを選んでみてください。
4つがそろい、実力があればミュージカルのオーディションで不合格になる要因が少なくなるため、受かりやすくなります。
また4つがそろっていれば、実力以上のものが発揮されていきますし、たとえ、オーディション当日に体調が万全でなくても自分の持っている力は十分に発揮できることでしょう。
ミュージカルのオーディションで歌う曲選びはとても重要です。
ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。