劇団四季は三回落ちたらもう受からないと聞いたんだけど本当ですか?
劇団四季のオーディションについて「三回落ちたらあきらめてください」と劇団四季の創立者のひとりで演出家の浅利慶太前代表がテレビの特番などで仰っていたいたことがあります。
このことから、劇団四季のオーディションに三回落ちたらもう受からないかもと思っている方もいると思います。
今回は、何度も劇団四季のオーディションを受けた方のためにこの記事をかいています。
☆劇団四季のオーディションは3回不合格になったらもう受からないというのは本当なのか?
☆書類審査の不合格も当てはまるのか?
☆劇団四季のオーディションに3回不合格になったらどうすればいいか?
私のオーディション体験談と、私の生徒さんの体験談を通して分かったことを詳しくお伝えいたします。
劇団四季のオーディション三回不合格ならあきらめなくてはいけないのか?
この「劇団四季のオーディションに三回合格したらあきらめなくてはいけない」というのは当てはまる人もいるし当てはまらない人もいるというのがあります。
実は私、劇団四季のオーディションに3回落ち、4回目で合格しています。
私の場合、研究生(ダンサー志望)としてうけました。結果は、
1回目は、書類審査で不合格でした。
2回目は、書類審査、予選と通過、本選で敗退。
3回目は、書類審査通過、予選敗退という結果に終わりました。
この結果を受け、劇団四季はもう受からないだろうなと思い、
声楽の勉強を本格的に始めたので劇団四季への道はあきらめようとしていました。
3年後、自分の力を試したいという気持ちがわいて歌手としてオーディションを受け合格しました。
3年の間にしたことは、
歌のスキルを高めたり、オペラなどの舞台経験を積んでいったこと、声楽コンクールで入賞したり
芸歴になることを積極的に行っていました。
4回目で合格を果たしましたが、研究生(ダンサー)を3回、3年後に歌手として1回受けたことで
方向転換がいい結果を生んだのかな?と自分では思っています。
3回不合格になったけれど4回目に合格した過程
1回目・・・研究生オーディション、書類審査で不合格。
2回目・・・研究生オーディション、書類審査、予選と通過、本選で敗退。
3回目・・・研究生オーディション、書類審査通過、予選敗退。
4回目・・・三回目のオーディションから3年後、団員オーディション(ヴォーカル)で合格。
書類でもあてはまるのか?
書類審査において3回落ちたらもうだめなのか、ということにおいては、どうでしょうか?
3回連続して不合格になったけれどその後合格した例
私が教えた生徒さんに、3回書類審査に落ち続け、4回目のオーディションを受けたいということでレッスンに来た方がいました。
・毎年研究生オーディションを受け3回連続で書類審査不合格。
・3回目の研究生オーディションの翌年はオーディションを受けるのをやめて実力の向上をはかる。
・そして4回目にて書類審査を通過し予選本選も通りダンサーとして劇団員へ合格。
3回以上連続して不合格になって合格しなかった例
毎年4回続けて書類に落ち続けた方で年齢制限があるからと5年連続でオーディションを受け、結局書類を一回も通ることがなかった方もいます。
・18歳から毎年劇団四季研究生オーディションを受け続け4年連続4回書類審査不合格。
・23歳になる最後の研究生オーディション(当時は研究生への応募は23歳まででした)はどうしても受けたく5年連続でオーディションを受ける。
・書類審査に不合格。その後、団員オーディションを受けるも書類審査不合格。
オーディションの結果からみえてくること
劇団四季オーディションに3回以上不合格になっても、受かっている人はいます。
私が経験してきたことや、教えてきた生徒さんをみていると見えてきたことがあります。
それは、3回以上不合格になったらその次の年のオーディションは受けず、1年以上は研鑽を積んでから受けなおすと受かっていく方が比較的多いということです。
劇団四季のオーディションの審査員の方が、前の年のオーディションの出来を覚えているかどうかは分かりませんが、
何かしら採点され情報が残っているのかもしれません。
前回のオーディションでの出来より大差がないのであれば、成長率がないと見なされてしまうのかもしれません。
私が研究生で受けたとき、
2回目は本選まで進めたのに3回目では予選で敗退してしまいました。
自分では、毎年稽古を重ね実力をつけていたつもりですが伸びしろがないと判断されたのかなと今では思います。
劇団四季オーディションに3回不合格になったらどうすればいいか
劇団四季のオーディションに3回不合格になるともう受からないのは、
3回受けてもあまり変わっていない、劇団四季側が求めている成長がない、という場合ということだと言えます。
ではどうすればいいのか?
3回続けて不合格になったら、まず1~2年はオーディションを受けるのをやめて実力をつけるためにレッスンと練習に励んでください。
そして劇団四季以外の舞台に立ったり、コンクールを受けたりして芸歴や舞台歴をつけていってください。
要するに、前に受けたオーディションの時と実力と印象をガラリと変えていくのです。
オーディションを受けないと決めるのは、焦りや将来への不安がでてしまうかもしれません。
しかし、オーディションは満を持して挑むものです。
受けないと決めて実力をつける必要があるときがあることを忘れないでくださいね。
参考になれば、幸いです。