劇団四季のオーディション、何回受けても書類審査が受からない!という方、多いのではないのでしょうか?
日本最高峰のミュージカル劇団ですから、オーディションに通過するのは難関です。
劇団四季に入るために、ダンスや歌のレッスンに毎日励んでいるのに、書類審査で落とされてしまっては悲しいですよね。
私は、劇団四季を目指している生徒さんに歌を教えているのですが、書類審査の書類提出に関するアドバイスもをしています。そのアドバイス通りにしていただいた生徒さんは、ほぼ書類通過してくれています。
今回は、私が生徒さんたちに教えた【劇団四季オーディションで書類審査を通過する極意】をお伝えしたいと思います。
ただし!
この方法は、研究生、ダンサー、歌手志望の方に有効ですが、演技志望の方に有効かどうかは分からないので予めご了承ください。また、それぞれのレッスン歴が半年以下の方にはこの方法を使っていただいても効果はあまりありませんのでご注意くださいね。
受ける部門のレッスン歴が半年以下である場合、オーディションに受かる実力が伴っていないことが多いという理由からです。劇団四季は実力があることが大前提です。
劇団四季オーディション書類審査で大切なこと
書類審査で大事な項目は、
・歌審査の動画またはダンス審査の動画
・志望動機
・写真
この3つで自分自身の実力と魅力をしっかりアピールすることが大切です。
どのようにアピールしていくのか?
それでは詳しく説明してまいります♪
劇団四季オーディション 歌審査の動画またはダンス審査の動画
歌やダンスの動画は、実力をつけていくしかありませんので、
レッスンを重ね、練習を念入りにした上で動画を撮ってください。
加工編集などは厳禁ですし、実力の有無はごまかしが効きません。
何度も強調しますが、まず一定水準の実力があってこそです。
そのうえで、受かるポイントをおさえていきます。
歌とダンスの動画でのポイントは、
自分の望む役柄と歌・ダンスの内容がしっかり一致しているということです。
歌においてでは、演じてみたい役の曲、または近い声質、雰囲気を持つ曲などです。
ダンスでは、クラシックバレエの方は演じてみたい役がらの雰囲気に近いと思われるヴァリエーション、
ジャズダンスの方は、曲調、雰囲気を役柄、演目を思わせるようなダンスを踊っているかということです。
例えば、可愛らしいお顔立ちで声が軽いソプラノで高音域が得意なのであれば、
オペラ座の怪人の「Think of me」、リトルマーメードの「Part of your world」などを歌う方が舞台で歌っている姿を想像できます。
いくら好きだからといっても少し力強い声がいるウィキッドの「自由を求めて」を歌うのは、声や容姿とイメージがかけ離れてしまいます。
劇団四季は、何よりも作品を重視している劇団です。
演じている劇団員の方は、演じている役と持っている容姿と雰囲気と声質が見事に一致していますよね。
オーディションにおいても、この容姿と雰囲気と声質の一致を心がけてみてください。
歌の選曲ですが、日本語のミュージカルの曲であれば何でいいとありますが、
劇団四季に入りたい!という気持ちが強いのであれば、劇団四季で演じられている曲がいいと思います。
そのほかの商業ミュージカルの演目を歌うとミュージカルならばどこでもいいのかと思われてしまうかもしれません。
自分の劇団四季に入りたいという熱意を審査員に感じてほしいのであれば、劇団四季で演じられている曲目を選ぶのを強くおすすめします。
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劇団四季オーディション志望動機の書き方
志望動機は、志望動機を書く欄に約400字~800字でまとめましょう。
志望動機や自己PR、挑戦してみたい作品や役柄をかいていきます。
ここで書くポイントは、自分にしか書けない動機・自己PR・挑戦してみたい作品や役柄(理由を添えて)であることです。
私は、自分の生徒以外にも劇団四季を受ける方の書類の書き方をアドバイスしていますが、これは劇団四季に入りたいという思いが伝わりにくいと思う書類には
「私は、劇団四季に夢と希望をもらいました。今度は自分が夢と希望を与えるようになりたいです。」
というような、ありがちな志望動機が書いてあります。
事実、舞台から夢と希望をもらい自分もそのような舞台人になりたいとは思うのですが、
誰でも書きそうなこと、誰でも書けそうな志望動機で、審査員から会いたい!と思われるでしょうか?
違いますよね。
自分が劇団四季にどういう熱い思いをもってその舞台に立ちたい!と思っていて、
そのために自分でしてきたことを伝え、どのように貢献していきたいのか。
これが大切なんです!!!
例えば、志望動機によく書かれるこのような文があります。
この問題点は、「私のダンスをみてほしい!」という点が全面に出すぎということです。
劇団四季は「個」ではなく「作品」を大事にする劇団です。
次は、私の生徒さんでダンスを専攻して合格した方の志望動機の中で書いた一文です。
(※実際に提出した志望動機ですが、この前後に、自分のPRしたい部分や経験を書いた素晴らしい自己PR部分があります。)
「私を見て!」ではなく、「作品を一緒につくる一員になりたい」という思いが強くでていますよね。
舞台という大勢でつくっていく世界ではこのような思いが必要になってきますので、志望動機としてはとても良いものです。
このような大切な思いを400~800字という限られた文章に自分の言葉でぜひ書いてみてくださいね。
まずは箇条書きにして、書きたいことをどんどん書いていくといいですよ。
そこから絶対に伝えたい言葉をチェックしていき、四季への熱い思いがしっかり伝わるかを何度も見返して自分にしか書けない志望動機を400~800字にまとめてみてくださいね。
どうしても書けない!や添削してほしいと思う方は、お問い合わせからご連絡くださいませ。
オンラインによる応募になったので、より強い思いが伝わる語彙力が必要となりましたね。
写真
写真の大切さは言うまでもありません。
もちろんプロのカメラマンさんにスタジオで撮ってもらう必要があります。
写真が大切だからといって「奇跡の一枚」を撮る必要はありません。
ダンサー志望なら、
・踊れる筋肉がついていること
・体の柔軟性がありそうなしなやかな立ち姿であること
・首筋がきれいなこと
歌手志望なら
・歌える体型をしていること(胸筋でわかります)
・表情筋がしっかり上がっていること
・望む役柄の雰囲気を醸し出していること
これらが写真上でしっかり分かるように撮れているかが大切になってきます。
写真を撮ってもらう前に、鏡で全身をみながら、どのようにすれば上記のように撮られるか研究する必要があります。
これは、1回や2回チェックするだけでできることではありません。
何度も何度も鏡の前でポーズをとり、実際に自分で写真を撮ってみて客観的に判断できるようになるまで繰り返し研究していきます。
それが自然にるようになるまでにしておけば、カメラマンさんにとってもらうときは自分の一番素敵な姿を撮っていただけるよ思いますよ。
また、写真を撮ると分かるのですが
自分に似合う色、メイク、髪型を知ることは絶対に大切です。
いつもと違う自分を写真におさめるのではなく、いつもの自分をより魅力的に際立たせる写真を心がけてみてください。
体型を気にしている方は、体をしっかり絞って今が一番動きやすい体!というときに写真を撮りに行ってしまいましょう。
オーディションが開催される!と発表があってから撮ると焦ってしまったり、準備不足の写真が出来上がったりしてしまいます。早めに撮れれば、余裕ができ、あとは各受験コースの練習に集中できますよ!
おすすめは夏の間に用意することです。
しっかりと引き締まった体で燃えるような情熱を写真におさめてください。
いい写真が撮れますよ。
最も大切なこと
劇団四季の書類審査を通過することは、大変難しいと言われています。
だからこそ、オーディション開催の告知があってから急いで書類を書いたり動画をとったり写真を撮ったりするのではなく、前もって準備をしておくことが最も大切です。
オーディション開催の告知から書類提出の締め切りは毎年3週間ぐらいしかありません。
早めに用意しいつでもオーディションが受けられる態勢をもって取り組んでみてください。
チャンスが来たらいつでも掴めるように♪
自分の器をあたためておくといいですね!
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