ミュージカルは歌が上手に歌えてこそ!人より上手くなれる本当は教えたくない秘密の練習方法

宝塚受験一発で合格する人~宝塚を舞台にした漫画から考える~

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宝塚を題材にした漫画コミックを読んだことがありますか?

ここ最近、宝塚を題材としたコミックがいくつか出ていますね!
「かげきしょうじょ!!」とか「淡島百景」とか。。。
おそらく、今現在宝塚音楽学校の受験を考えている方なら読んだこともあると思います♪


今回私がご紹介するのは、今より少し前の漫画です。
これらの漫画には、宝塚受験に一発で合格する人の特徴が共通して描かれているのです。

漫画の世界の話でしょ、と思うかもしれませんが、宝塚にはこの一発で合格してしまう人がいるのです。
私も自分が教えていた生徒が初めての受験で合格しましたが、その子もこの共通するものを持っていました。

そこで今回は、これらも漫画の紹介を通して、宝塚受験に一発で合格する人の共通点をお伝えしますね!

観音美

宝塚に合う綺麗な絵を描かれる漫画家さんの作品です。
今宝塚を目指す受験生の方には、少し古い作品かもしれませんが名作ですよー♪

目次

夢行き階段

夢行き階段〈全2巻〉かわちゆかり/原作:花井愛子

この本、1987年刊行されていて大分古いのですが^^;宝塚に似せてかいているものではなく『宝塚』を舞台にしています。

ですので、描写が実際の宝塚に近いので音楽学校の雰囲気がとても味わえるのではないかなと思います。

音楽学校受験から初舞台までの出来事が書いてありますよ。

あらすじ

物語は、音楽学校受験から始まります。
小さいころから宝塚にあこがれて目指し受験対策もしっかりしてきた友人に付き添って音楽学校を受験する主人公。
友人は不合格になり、何の予備知識もない主人公が合格します。
どうして合格したか分からず、わけもわからないまま音楽学校に入学しますが、授業には遅れ、門限や校則を破り、自主練習はしないなど音楽学校の生徒としてあるまじき行動ばかりします。ですが、周りの友人や憧れの上級生と接していくうちに人としても舞台に立つ人間としても成長していくストーリです。

感想・みどころ

小さいころから宝塚を目指して、バレエや歌を習ってきた友人が不合格になり、宝塚のことを何も知らず、歌もバレエもやったことがない、という主人公が合格してしまう。。。
宝塚受験を本気で目指して頑張っている人がこの本を読むと少し腹立たしくなってしまうところもあります。
私もこの本を読んだとき、何だか友人が気の毒になったり自分に重なったりしてしまったのですが、教える立ち場になって読み返してみると見方が変わりました。
このような舞台の世界は、時として実力よりもその人の持つ天性の光るものが必要になってきます。
本人は天性の光るものに気付いていないので、音楽学校に入学してから苦労し舞台に立つという自覚が目覚めるまで努力を重ねる必要があります。それはそれで、とても苦しいことだと思うんですね。
人からの妬みもあるでしょう。歌もバレエもうまくないくせに!と言われることもあるでしょう。
それを跳ねのけるために、何かしらの努力が必要になってきます。
また、不合格になってしまった友人も複雑な思いだったと思うんです。それでも合格した主人公におめでとうと言って自分もまた頑張ると励む姿はとても素晴らしいと思いました。
頑張っても報われない夢だったりしても前を向いて歩いていく姿、別に望んでいないのに進んでいった道に今できることをやることに気付く姿。
では、受験生にできることは?

今夢に向かって今やるべきことに力を注ぎ続ける、そして結果はどのようになっても後悔しないほどやりきるということ

と、この本が教えてくれると思います。

ライジング

ライジング藤田和子/原作:氷室冴子

この漫画は、宮苑歌劇団、宮苑音楽学校を舞台にしていますが、宝塚を宮苑に変えた感じでほぼ宝塚を舞台にしていると思います。受験の場面に関しては、本当の宝塚受験には全く参考にならないのですが、主人公が音楽学校に入ってからの展開がとても舞台に立つという目標を持つ人間にとっては参考になることが多いのでぜひ読んでいただきたい漫画です。

あらすじ

主人公はダンスが好きな運動神経がとてもいいアメリカ育ちの女の子。
アメリカから帰国した主人公は宮苑歌劇団の養成学校である宮苑音楽学校に合格し、寮での生活を始めます。
ダンスは好きでもバレエや歌の基礎の勉強を受けてこなかったため学校ではたくさんの苦労をしますが、演出家の先生に才能を見出され、厳しい指導を受けながらスターとしての素質を開いていく物語。

感想・みどころ

この本は文庫本で7巻あり、かなり長編のお話になります。
こちらの主人公も先に紹介した『夢行き階段』の主人公と同じく、劇団や学校のことを詳しく知らず、また熱望して受験したとは程遠い人物です。それでも、審査員である演出家の先生の目にとまり才能を見出されて、様々な試練や苦労を乗り越えていきます。そしてスターを目指していくのですが、スター性を持っていても希望する男役では限界があり、娘役に転向していくのですがその過程は涙を呑むつらさも描かれています。
この漫画を読むと適材適所ということを思わずにいられません。
芸の才能がありながらもスター性がない、スター性があっても芸が足りない、その両方を持っているスーパースター。。。
どのような才能も自分で自覚しながら持っている才能を活かしていくことが大切なんですね。

自分の魅力、才能はなんだろう?どうすれば活かせるだろうということを考えさせられるこの本は、舞台を目指す人にとってとても参考になるのではないでしょうか。

夢・メッセージ

夢・メッセージ〈全1巻〉有吉京子

この本、あの超大作のバレエ漫画『SWAN』の作者である有吉京子さんの作品です。
宝塚音楽学校は「武蔵野音楽学校」に、宝塚歌劇団は「白鳥歌劇団」という名称になっています。
音楽学校の受験、入学から音楽学校の発表会(宝塚でいうと文化祭)までの物語が描かれています。

あらすじ

祖母、母、子の三代続く歌劇団のファンである主人公。
主人公の姉が先に音楽学校に入り、主人公は自分の夢を先取りされたと思いひねくれています。
ある日姉の新人公演の舞台で周りから突出して目立つスターをみて憧れをいだき音楽学校への受験をし合格します。
何の予備知識もないまま入学したので何かと音楽学校の決まりに反発していくのですが、そこで上級生のトップに気に入られていきます。そんなとき学内で行われる発表会「ウエストサイド物語」のオーディションがおこなわれ・・・

感想・みどころ

何の予備知識もないのに1発で合格、というのはどの漫画も同じですね^^;
少し現実離れはしていますが、そういう方が多いのも事実です。
では、どういう人が予備知識もないまま初めての受験で合格するのか?といいますと、「何か秀でているものがある」ということですね。この漫画を読んでいると秀でているもの、を感じさせられます。
でもそういう人はごく一部で、大抵血のにじむような努力している人が多いですし、秀でている人もまた、期待に応えられるよう努力を積み重ねていっていることを教えられます。この作品を読めば「さて、自分はどうだろうか?」と思い、夢に向かって自分を奮い立たせることができるのではないかと思います。
この漫画の作者である有吉京子さんの絵はとても美しく、手先足先の描写がとてもきれいです。バレエ漫画の「SWAN」でもバレエの動作や四肢は、こうするときれいに見える!と参考になることが多いですよ。

宝塚受験に一発で合格する人の特長とは・・・

この3つの漫画から分かる一度で宝塚受験に合格する人の特徴は5つ!

★宝塚のことをあまりよく知らない
★スター性がある(目立つ)
★身体能力が高い
★自分の考えをしっかり持っている
★目標が定まったらやりきる力を持っている

宝塚のことをあまりよく知らない

宝塚のことをあまりよく知らないから、試験でも臆することなく、言われたことを堂々とできるということがあります。最初から、「審査員にいい印象を与えなきゃ」とか「あぁ、あの人、きれいだな。あの人の方が受かりそうだな」とか思ってしまうと自分のいいところが試験で発揮できません。

スター性がある(目立つ)

スター性ですが、これはもう持っているものですので今の自分の力ではどうにもならないですね。
元々持っているもの、または身についていくものですので、伸びしろのある自分をアピールするといいと思います。

身体能力が高い

歌やダンスを習っていなくても、少し動いているのをみれば大体運動神経がいいかどうかは分かります。
審査員は人をみるプロですから、骨格や筋肉のつき方でどのように成長していくかが分かるそうです。
しかし、これはレッスンや練習でカバーできるものです。

自分の考えをしっかり持っている

自分の考えをしっかり持っている人は、目の力が違います。
そして自分の考えを自分の言葉で言うことができます。それは、声からわかります。
面接におけるときの声の出し方が肝になります。

目標が定まったらやりきる力を持っている

自分がやる!と決めたことはやり通す力。
これを試験でアピールするのは、歌やダンスの審査において、最後までしっかりと一生懸命にやりきるということです。意外と途中で気を抜いてしまったり、ダンスの振り写しの際に人の様子が気になって周りをみたり、歌で音程が外れたら弱気になってしまったりすることがあります。
ここでやり切れるかどうか判断される場合もあるのです。

まとめ

そして、私が身近で見てきた、教えてきた宝塚受験に一発で合格する人もこの5つの特徴にしっかりとはまっていました。
そしてなぜこの特徴が合格するのかということが下のようのにまとまりました!

宝塚のことを知らないからこそ、のびのびと試験を受けることができる
★スター性を感じさせる光るものがある(明るさがあって笑顔がすてき)
★身体能力が高いので可能性を感じさせる
★自分の考えがあるのでハキハキして堂々としている(舞台度胸がありそう)
★やりきる力があるので歌も踊りも例え未完成でも伸びしろがみえる

さて、あなたはどうですか?

参考になれば幸いです♪

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